カルチャー  カルチャー 2016年12月9日 更新 お気に入り追加 1

1度は飲んでみたい!女性でも飲みやすい日本酒

SAKEPRO編集部 SAKEPRO編集部

女性でも飲みやすいおすすめの甘口の日本酒について、歴史をふまえて紹介したいと思います。簡単な知識を覚えておくことで、飲みやすい日本酒を自分自身で選ぶことが出来ます。甘口の方が口当たりがよく、飲みやすいです。

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女酒と男酒?日本酒の歴史

日本酒には、「女酒」と「男酒」と呼ばれるものがあります。女酒とは、伏見(京都)の酒で中硬水を使用し、酸が少なくきめ細かい淡麗な風味の女性におすすめの飲みやすい甘口のお酒です。男酒とは灘(兵庫)のお酒で硬水を使用し、やや酸が多く、辛口のお酒です。
伏見の酒蔵といえば、月桂冠や黄桜など有名な酒蔵が20ヵ所以上あります。薄味で野菜などの味を引き出す京料理に合うようにつくられたため、甘口のお酒が多いです。
また、一般的に日本酒度が低いと甘口と言われます。日本酒度が低いとは、0より小さい数値のことを指します。日本酒度が低くても例外的に辛口のお酒があるため、お店で飲む場合や買う場合は、店員に確認することをおすすめします。

日本酒の原点!?天野酒とは?

天野酒とは、平安時代から江戸時代まで大寺院でつくられた僧坊酒の1つで、金剛寺(河内長野)の天野山でつくられたお酒です。僧坊酒は、織田信長や豊臣秀吉に愛されましたが、戦国大名たちの徹底的な弾圧によって、1度歴史から消えてしまいました。しかし、平成になってから資料が見つかり、復活したのがこの天野酒です。
特徴は、なんといっても大変甘いことです。一般的な日本酒の約100倍の甘味があり、果汁のように甘いです。天野酒は、女性におすすめ出来る甘口の日本酒の1つです。
世の中には様々な日本酒があり、料理と一緒に飲むだけでなく、デザートとして使用されていたりと女性にも大変親しみやすくなっています。
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