カルチャー  カルチャー 2018年4月8日 更新 お気に入り追加 0

まだまだ!春だ!花見だ!日本酒だ!

Kosuke Takayanagi Kosuke Takayanagi

〜日本酒愛の伝道師〜 国際唎酒師&SAKE DIPLOMAの高柳宏介が提案する美味しい日本酒のある生活。Instagramでは@sake_evangelist としてオススメの個別銘柄やお店の紹介をしています。さて今回は、桜も満開ということで、お花見しながら飲みたい日本酒をご紹介です!

美味しく楽しく花見酒

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日本の春の風物詩、桜を愛でながら飲む日本酒はそれだけで格別です。かく言う僕も、桜の時期になるとカバンに日本酒と酒器を入れて散歩に出かけ、気に入ったところで景色を肴に日本酒を飲むのが毎年の楽しみです。

さてそんな花見酒、好きな銘柄を飲むのは勿論、追加して少し季節感のある日本酒を持って行ってみるのはいかがでしょうか。一人で飲んでもよし、仲間とワイワイ飲んでもよしの日本酒たちをご紹介します。

遊穂 花さかゆうほ

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石川県はUFOの町、羽咋市で醸される日本酒。
春のこの時期限定のピンクのラベル、そして花吹雪を眺めるように霞がかかったうすにごりのタイプです。

冷たいまま飲むと香りはスッキリ、味わいドッシリという感じで骨太に楽しめます。お花見のつまみ、例えば唐揚げやチーズ、焼き鳥と合わせても美味しそうですね。

ちなみにこれもまた温めると美味しいんです。
固い蕾が開くように、フワァっと香りと味わいが広がる様子は名前の通り「花さかゆうほ」!

蔵元さんからのメッセージにも「皆様に笑顔溢れる春がやってきますようにとの願いを込めて、枯木に花を咲かせる「花咲爺さん」から名前を拝借しました」と書いてあるThe春酒です。

※小ネタ:この「遊穂」というネーミングは「UFO」をもじってつけられた銘柄だそうです。それもあってか、稀に「未確認浮遊酵母あり」という記載の日本酒が出回ることも。

ROMAN 花見ロ万

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福島県からはキラリと華やかなラベルの一本。ボトルを見てるだけでお花見気分になりそうな花泉酒造さんから花見ロ万です。

ラベルの裏書にはこんなメッセージが。
空いっぱいに花を咲かせた桜の樹の下で、仲間と輪になり、酒を酌み交わす。春にしか味わえない素敵な宴の席にぴったりな低アルコールの日本酒、それがこの「花見ロ万」です。桜に見惚れて、酒にも惚れて。ふわりふわりと花のごとく、ほどける味わい、お楽しみ下さい。
記載にあるように、まさにふわりふわりと花のごとく。立ち香は穏やかに、ほのかに甘い米の香りがお花見の空気にゆったりと溶け込みます。

デリケートで繊細な酒質と、その奥にある四段仕込みの甘やかさ。そして甘めのヨーグルトを思わせる味わいが余韻をほっこりと温めてくれます。

白隠正宗 河津桜酵母 Sweetest Taboo

続いては静岡県から、白隠正宗さんの醸す日本酒です(すみません、こちら自分で写真を撮るのを失念しました)。

スッキリとした酒質に定評のある白隠正宗さんが醸す限定酒になりまして、見た目にも可愛らしい花ビラのラベルと柔らかく膨らむ甘さが特徴的です。

満開の桜の下で、桜の酵母で仕込んだ日本酒を飲む。そのストーリーだけで日本酒は美味しく感じられそうじゃないですか。

低アルコールで仕上げられており、心地よく飲めるところも嬉しいポイント。「日本酒あんまり得意じゃないかも」という方にもオススメしやすい口当たりです。

もし環境があれば、温めて飲んでいただいても美味しい一本。体を芯から温めつつ夜桜を楽しむのもまた一興かもしれません。この時期限定なので是非見つけたら確保してみて下さい。

舞い散る桜と一緒に写れば、素敵な春の思い出の一枚になること請け合いです。

お互いの心配りで気持ちよく

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