カルチャー  カルチャー 2016年10月29日 更新 お気に入り追加 0

日本酒の歴史~お酒の起源から現在の工程に至るまで~

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日本酒はいつから作られたのでしょうか?日本酒は古くから日本人に親しまれているお酒ですが、現在の日本酒の製造法で作られるようになったのは奈良時代にさかのぼります。それ以前にも製造工程は違いますがお酒はあり、変わった製造方法で作られていました。そんな奥の深い日本酒の歴史をご紹介したいと思います。

お酒の原点は口の中で作られていた!

日本酒に使われるお米が日本に伝わったのは2300年ほど前と言われていますが、その前から雑穀や木の実を嚙み砕いて造る「口嚙み酒」や「液果酒」などがあり、口噛み酒作りは女性の仕事でした。その後「奈良時代」に現在のお米を蒸して造られる日本酒が登場したとも言われています。

日本酒は古くから日本人に親しまれているお酒で、日本書紀に書かれた須佐之男命(スサノオノミコト)が八岐大蛇(ヤマタノオロチ)を退治するのに作らせた八塩折之酒(ヤシオリノサケ)が有名です。奈良時代に麹で作る酒造りが始まりました。

日本酒製造工程は室町時代に出来上がっていた!

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米・麹・水を使い木炭でろ過し、仕込み樽を使った、現在の製造工程が出来あがったのは室町時代からのようで、大量生産ができるように仕込み樽が使用されるようになりましたが、まだまだ庶民には遠い存在でした。酒造りは酒蔵で造られていましたが、朝廷に献上するお酒はお寺で造られていたようです。

戦国時代から江戸時代にかけて大量生産ができるようになり、庶民にも手が届くようになり、処理技術が開発され、日本酒に欠かせない水や仕込み時期なども研究され、様々な日本酒が出回るようになりなした。ですが昔の女性には日本酒に縁がなく、一部の女性と男性の飲み物とされることが多かったようです。

日本酒ブーム到来?日本酒好き女子多数!

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歴史深い日本酒ですが、ビールや焼酎に押され一時期は下火になり、酒蔵を閉めるところも少なくありませんでした。ですがまた、日本酒が見直され20代の女子の半数が、日本酒好きという統計も取れています。

女性が造るお酒から、寺で作る日本酒、こだわりのお酒を造るための研究を経て、現在の日本酒に繋がっています。今後も美味しい日本酒がどんどん生み出されることと思いますので、ぜひ古来から伝わる日本のブランド「日本酒」をお楽しみください。
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